2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[17a-E204-1~15] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

2017年3月17日(金) 09:00 〜 13:00 E204 (E204)

越水 正典(東北大)

10:15 〜 10:30

[17a-E204-6] 二次元CdTe X線画像センサを用いた被写体の材質の識別

松本 政雄1、酒井 優佑2、高階 正彰1 (1.阪大院医保健、2.阪大医保健)

キーワード:二次元CdTeX線画像センサ、被写体の材質の識別

フォトンカウンティング方式のCdTeのX線画像センサは、これまで、1次元のCdTeX線画像センサしか開発されていなかったが、今回、2次元のCdTeX線画像センサが開発された。この2次元CdTeX線画像センサを用いて、入射光子数と被写体の透過光子数から光子数の2次元平面画像をエネルギー30~75keVの領域において数keV間隔でそれぞれ取得し、μ(E)=ln (透過光子数/入射光子数)より各エネルギー領域の線減弱係数を求めた。求めたエネルギーごとの線減弱係数から2つの異なるエネルギー領域(E1,E2)の線減弱係数により、カーボン(C),アルミニウム(Al),チタン(Ti),鉄(Fe),銅(Cu)の各被写体の実効原子番号Zを算出したので報告する。