2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.4 アナログ応用および関連技術

[20p-212B-1~14] 11.4 アナログ応用および関連技術

2018年9月20日(木) 13:15 〜 17:15 212B (212-2)

三木 茂人(情通機構)、服部 香里(産総研)

17:00 〜 17:15

[20p-212B-14] 超音波半田を用いたジョセフソン電圧標準用素子実装の検討

丸山 道隆1、山森 弘毅1、島崎 毅1、天谷 康孝1 (1.産総研)

キーワード:ジョセフソン電圧標準、冷凍機実装、超音波半田

ジョセフソン電圧標準素子の冷凍機実装においては、InSn半田層に生じたボイドにより熱接触が劣化し、素子の発熱による温度上昇が問題となっていた。ボイドが生じる原因としては、半田層形成時に使用するフラックスの気泡が考えられている。今回、超音波半田ごての使用により、フラックスを用いない半田層形成を試みた。超音波顕微鏡を用いた観察結果からは、約78 %であったボイドの面積比が約34 %にまで減少することを確認した。