2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[14a-A408-1~7] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2020年3月14日(土) 09:30 〜 11:30 A408 (6-408)

増原 陽人(山形大)、山本 洋平(筑波大)

10:00 〜 10:15

[14a-A408-3] 新規歯科用コンポジットレジンを指向したHAp被覆CNCオールバイオコンポジットフィラーの創製

〇(M1)佐藤 亮太1、野原 智裕1、田端 恵介1、有田 稔彦2、増原 陽人1,3 (1.山形大院理工、2.東北大多元研、3.山形大有機材料シスセ)

キーワード:歯科用コンポジットレジン、セルロースナノ結晶、ハイドロキシアパタイト

歯科用コンポジットレジン(DCR)は、無機フィラーと光重合型合成高分子の複合材料である。この材料は、治療の簡便さや審美性といった点で優れ、近年では、使用者の増加傾向が見られる。しかし、DCRの最大の欠点は、光照射による硬化であり、材料による光透過性の低さから未反応モノマーが残存し、生体への悪影響をもたらす。そこで本研究では、光重合型モノマー未使用且つフィラー自体がCRの代替材料となる新規歯科生体材料を創製した。