[16p-Z28-1~21] 2.2 検出器開発

△ [16p-Z28-7] Liガラスシンチレータを用いた光ファイバ型中性子検出器の熱中性子感度および出力線形性評価

〇(D)石川 諒尚¹、渡辺 賢一¹、山崎 淳¹、吉橋 幸子¹、瓜谷 章¹ (1.名大工)

キーワード：光ファイバ型中性子検出器、リアルタイム中性子計測、Liガラスシンチレータ

我々の研究グループでは高強度中性子場用リアルタイム中性子モニタとして、光ファイバ型中性子検出器の開発を行ってきた。本研究では、Liガラスシンチレータを用いた検出器の熱中性子感度と出力線形性を評価した。熱中性子感度はシンチレータ質量に比例し、シンチレータ質量から熱中性子感度を推定することが可能となった。出力線形性は約2 Mcpsまで維持され、LiF/Eu:CaF₂を用いた従来の検出器の約40倍のダイナミックレンジが得られた。