[P-36] 土壌中のイオン濃度の測定と環境変化の一考察
キーワード:災害、土壌分析、環境
塩竈市浦戸諸島は,東日本大震災の津波による被害が大きい場所である。津波被害後の野々島千代崎について,環境変化を土壌成分から比較検討できないかと考え,特に土壌中のアンモニウムイオンおよび硝酸イオンに着目した。
試料のサンプリングでは,野々島千代崎の半島の①付け根②中央付近③半島先端付近について,人為的な影響の少ない箇所を選定した。土壌成分中のイオン濃度を測定するため,一度水に溶解させた後,パックテストの試薬で呈色し,吸光光度法を用いた。
津波の被害があったとみられる地点②のアンモニウムイオンや硝酸イオン濃度は,被害が少なかった地点①③に比べて大きく,震災後の環境変化があったことが確認できた。
試料のサンプリングでは,野々島千代崎の半島の①付け根②中央付近③半島先端付近について,人為的な影響の少ない箇所を選定した。土壌成分中のイオン濃度を測定するため,一度水に溶解させた後,パックテストの試薬で呈色し,吸光光度法を用いた。
津波の被害があったとみられる地点②のアンモニウムイオンや硝酸イオン濃度は,被害が少なかった地点①③に比べて大きく,震災後の環境変化があったことが確認できた。