[D28-32] パルスラジオリシス

[D29] フェムト秒パルスラジオリシスによるポリスチレンラジカルカチオン二量体の直接観測

^〇神戸正雄¹, 井河原大樹¹, 近藤孝文¹, 榎本智至¹, 楊金峰¹, 法澤公寛¹, 菅晃一¹, 小方厚¹, 田川精一¹, 吉田陽一¹ (1.阪大　産業科学研究所)

キーワード：パルシラジオリシス, 放射線化学

加速電子ビーム照射による溶液中でのポリスチレンの放射線化学初期過程をフェムト秒パルスラジオリシス法により調べた。パルスラジオリシス法の時間分解能向上により、ラジカルカチオンがポリスチレン鎖内で二量体化する過程の直接観測を試みた。また、ポリスチレンエキサイマーの生成過程についても、ラジカルカチオン単量体の再結合経由、ラジカルカチオン二量体経由の双方について、エキサイマーの直接観測に基づき検討した。