[D28-32] パルスラジオリシス

[D31] Time dependent behaviour of alkyl radicals in the early process of radiolysis of n-dodecane

^〇Takafumi Kondoh¹, Taiki Igahara¹, Tomohiro Toigawa¹, Kimihiro Norizawa¹, Masao Gohdo¹, Koichi Kan¹, Jinfeng Yang¹, Hiromi Shibata¹, Hitoshi Kobayashi¹, Atsushi Ogata¹, Seiichi Tagawa¹, Yoichi Yoshida¹ (1.The Institute of Scientific and Industrial Research, Osaka University)

Keywords:Radiolysis, Radiation chemistry, Pulse radiolysis, Dodecane, Alkyl radical

核燃料再処理における抽出剤溶媒に用いられているドデカンの放射線分解を解明するために、フェムト秒パルスラジオリシスを紫外領域に拡張し、アルキルラジカルの放射線化学初期過程を研究した。前回は、波長が少し長い260 nmでのみ観測でき、また、石英セルの過渡吸収が大きく問題となった。その結果、観測できたのみで時間挙動を議論するに至らなかった。今回は、アルキルラジカルの時間挙動を測定するためにフェムト秒パルスラジオリシスを240 nmまで拡張し、空セルの過渡吸収もS/N良く測定した。講演では、ドデカンアルキルラジカルの時間挙動を議論する。