日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[M31-36] 福島事故セッション2

2014年3月27日(木) 14:30 〜 16:05 M (1号館 12L)

座長:古谷正裕(電中研)

[M32] 東京電力福島第一原子力発電所炉内状況把握の解析・評価

(17)SAMPSON コードにおける解析モデル高度化の進捗状況

鈴木洋明1, 内藤正則1, 溝内秀男1, 白井浩嗣1, 高橋淳郎1, 鈴木博之1 (1.(一財)エネ総研)

キーワード:福島第一原子力発電所, シビアアクシデント, 炉心溶融, シミュレーション

シビアアクシデント解析コードSAMPSONによる福島第一原子力発電所事故解析において、2012年度までの解析モデル高度化により、圧力容器内熱水力挙動についてプラントデータを概ね再現できるようになった。現在、格納容器内熱水力挙動、デブリ分散等の予測精度向上のため、圧力抑制プールの温度成層化モデル、下部プレナムへのデブリ流出解析モデル、制御材の酸化モデル等を開発しており、これらの進捗と並列化手法による計算の高速化について紹介する。