2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 307-1 計算科学技術

[2L07-11] 地震その他の外部ハザードの材料・構造への影響

2016年9月8日(木) 14:45 〜 16:05 L会場 (久留米シティプラザ 大会議室2)

座長:沖田 泰良(東大)

14:45 〜 15:00

[2L07] 斜め衝突を受けるRC版の局部損傷評価手法に関する研究

柔飛翔体の衝突による貫通現象の検討

*西田 明美1、太田 良巳1、坪田 張二1 (1.原子力機構)

キーワード:柔飛翔体、局部破壊、衝撃実験、ななめ衝突、衝撃シミュレーション

飛翔体の衝突に伴う構造物の局部破壊については、その破壊様式に応じて多くの評価式が提案されている。既往の評価式は、構造物に対して垂直に衝突する実験から導かれた実験式が主であり、斜め衝突に関する研究はほとんど行われていないのが現状である。そこで本研究では、実験結果およびシミュレーション結果に基づき斜め衝突に対する評価式を提案することを目的とする。本稿では、まず、柔飛翔体による既往局部損傷実験結果の再現解析およびその検証結果について述べる。次に、検証された解析手法を用いて、柔飛翔体の斜め衝突による貫通現象のシミュレーション解析を実施した結果について述べる。得られた結果より、垂直衝突よりも斜め衝突のほうが衝突によるエネルギーがRC版内で多く消費されるなど、有用な知見が得られることがわかった。