3:00 PM - 3:15 PM
[2L08] Development of seismic counter measures against cliff edges for enhancement of comprehensive safety of nuclear power plants
Part2: Nuclear building system, reactor vessel and piping
Keywords:Seismic Performance Requirements, Cliff-edge, Seismic Response of Nuclear Power Plant, Nuclear Building System, Reactor Building, Important Anti-seismic Building, Reactor Vessel and Piping
本研究では、原子力発電所プラントの安全性確保のためにプラントをトータルシステムとして取り扱い、リスク概念と深層防護の考え方に基づいて様々なクリフエッジ状態を特定・定量化し、これらを回避する技術を開発することを目的とする。建屋システムのクリフエッジ回避技術では、現実のサイトに設置された仮想的なプラントを設定することとし、文献等をもとに標準的な原子炉建屋および免震重要棟を対象としてモデル化を実施した。まずは原子炉建屋に対し、設計用モデルである質点系モデルと3次元詳細モデルの双方で大入力時の弾塑性応答解析を実施し、モデルによる応答の違いについて検討を行った。また、原子炉容器及び配管のクリフエッジ回避技術の定量的評価のため、建屋の地震応答波形を仮定して、原子炉容器・配管を質点系でモデル化し、予備的なフラジリティ評価を行った。これらの結果について報告する。