15:45 〜 16:00
[2M14] 950keV可搬型XバンドLINAC X線源を用いた実橋梁におけるその場非破壊検査
キーワード:加速器応用、非破壊検査、X線、線形加速器
昨今、化学プラントなどの産業インフラ・橋梁などの社会インフラの老朽化が問題となっており、先進的な保全への需要が強くなっている。そのため、我々は3.95MeV/950keV線形加速器(LINAC)ベースのX線源を用いて、その場非破壊検査を行うシステムを開発している。
2015年11月、950keVシステムを用いて、新潟県にある妙高大橋において、稼働中の実橋梁における試験を初めて実施し、本来はより線状となっているべきPCワイヤの解けなどの劣化状況を透過X線画像として、視覚的に確認することに成功した。また、透過X線検査では見づらい、より線1本1本の状態についての更なる分析のため、2次元断面画像の撮像が可能なCT技術の適用可能性についても研究を行っている。
本発表では妙高大橋の実験および、CT技術などの今後の非破壊検査システムの発展の展望について発表する。
2015年11月、950keVシステムを用いて、新潟県にある妙高大橋において、稼働中の実橋梁における試験を初めて実施し、本来はより線状となっているべきPCワイヤの解けなどの劣化状況を透過X線画像として、視覚的に確認することに成功した。また、透過X線検査では見づらい、より線1本1本の状態についての更なる分析のため、2次元断面画像の撮像が可能なCT技術の適用可能性についても研究を行っている。
本発表では妙高大橋の実験および、CT技術などの今後の非破壊検査システムの発展の展望について発表する。