2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-2 放射性廃棄物処分と環境

[1H08-13] 性能評価・シナリオ

2017年9月13日(水) 14:45 〜 16:20 H会場 (C棟 C212講義室)

座長:小崎 完 (北大)

15:15 〜 15:30

[1H10] 生活圏環境を詳細化した核種移行プロセスモデルの設定と評価技術の高度化

*澁谷 早苗1、深谷 友紀子2、杉山 武2、市川 恭子2 (1. NUMO、2. JANUS)

キーワード:生活圏評価、核種移行プロセス、地表付近の水理、GBI

第2次取りまとめにおける生活圏評価においては,地表の地質環境を類型化しながら簡略化した核種移行プロセスを設定し,放射性物質の環境中の移行経路と人間の被ばく経路を様式化して被ばく線量への換算係数を算出した。このモデルはレファレンスとしての簡略化されたサイト環境条件についての生活圏評価には適用できるが,今後,実際の処分サイトに適用するためには,我が国の土地利用状況や複雑な地表の水理状況を反映できるモデルが必要である。そこで,本研究において,我が国の地表の水理状況を考慮しながら,生活圏領域をより細分化した核種移行プロセスモデルを構築した。さらに,帯水層を考慮し,帯水層から生活圏への放射性物質の流入点を複数設定することで,より包括的に地表コンパートメント内の分散状況を算出できるようにした。