2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-2 放射性廃棄物処分と環境

[1H18-20] アルミナ固化体,ガラス固化体

2017年9月13日(水) 17:25 〜 18:15 H会場 (C棟 C212講義室)

座長:中林 亮 (電中研)

17:40 〜 17:55

[1H19] ガラス固化体の溶解に及ぼすMgイオンの影響

*岩田 孟1、関根 伸行2、三ツ井 誠一郎1 (1. 日本原子力研究開発機構、2. NESI)

キーワード:ガラス固化体、ガラスの溶解・変質、保護的効果、Mgケイ酸塩、ハイドロタルサイト

MgCl2溶液及び脱イオン水を用い、90°C, 大気雰囲気下で、模擬ガラス固化体の静的浸出試験を実施した。その結果、脱イオン水条件では溶解速度が経時的に減少する一般的な傾向を示すのに対し、MgCl2溶液条件では、長期(91日~)の試験期間において溶解速度の増加が観察された。このようなMgCl2溶液条件での特異な溶解挙動は、ガラス表面に析出するMg含有鉱物種の変化に関係している可能性が考えられる。