2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 303-1 原子炉計測,計装システム,原子力制御システム/303-2 遠隔操作,ロボット,画像工学

[1P08-12] ロボット・計装・支援システム

2017年9月13日(水) 14:45 〜 16:10 P会場 (フロンティア応用科学研究棟 セミナー室2)

座長:下田 宏 (京大)

15:30 〜 15:45

[1P11] 電気系のアイソレーション支援システムの開発

(2)深層学習によるアイソレーション計画の自動生成

*内藤 晋1、高倉 啓1、芝 広樹2 (1. (株)東芝 電力・社会システム技術開発センター、2. (株)東芝 磯子エンジニアリングセンター)

キーワード:データマイニング、ディープラーニング、deep Q-network、人工知能

現在、熟練した技術者が、数百もの回路図や関連図書を用いて、工数をかけてアイソレーション手順の計画を作成している。この作業が自動化されれば、非常に効率的である。自動化には二つの課題がある。一つは、電気回路シミュレータの計算時間である。もう一つは、作業のし易さなどの曖昧な情報の解釈である。深層学習はこれらの解決に役立つ。我々は深層ニューラルネットワーク(DNN)を計算時間削減に適用し、効率的な経路探索アルゴリズムをDNNの内部に構築した。DNNの計算時間は、回路シミュレータに比べて32倍短縮した。我々は深層Qネットワーク(DQN)を曖昧な情報の解釈に適用した。DQNは、機器配置、線量、およびWBGTを用いて、作業員の負荷の観点から、アイソレーションの手順を最適化した。