2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 305-2 原子炉の運転管理と点検保守

[2B19-24] 構造検査と試験

2017年9月14日(木) 17:00 〜 18:30 B会場 (B1棟 B12講義室)

座長:廣瀬 圭二郎 (電中研)

18:15 〜 18:30

[2B24] 高速増殖原型炉もんじゅにおける使用済み圧力開放板の材料試験及び破裂試験

*市川 正一1、伊藤 健司1、脇本 文次1、刀根 公平1、渡邊 雄介1、小林 孝典1、上倉 亮一1 (1. 原子力機構)

キーワード:圧力開放板、高速増殖原型炉もんじゅ、破裂試験、材料試験

高速増殖原型炉もんじゅ(以下、もんじゅ)の蒸発器、過熱器(以下、EV、SH)用の使用済み圧力開放板(以下、RD)は、EV、SV内で、万一、大規模なナトリウム・水反応事故が発生した場合、2次主冷却系設備内圧力を開放すること並びに開放の検出を目的に設置されている。本件は、RDの交換周期決定を目的として、材料試験(硬さ試験、引張試験等)、破裂試験のデータを取得し、経年的変化を評価した。本試験結果からは、材料特性の強度、破裂圧力等に対して、明確な経年変化は確認されなかった。RDに関する試験データは限られていることから、もんじゅ及びもんじゅ以降の高速炉開発において、精度の高いRDの交換周期の確立するため、更なるデータの蓄積を行う必要がある。