2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[3G01-05] 臨界管理技術開発3

2017年9月15日(金) 09:30 〜 10:50 G会場 (C棟 C213講義室)

座長:多田 健一 (JAEA)

10:30 〜 10:45

[3G05] 界面活性剤自己集合体を用いた非溶解性中性子吸収材の開発

*牛尾 典明1、小栁 幸司1、寺崎 博幸1 (1. 花王株式会社)

キーワード:非溶解性中性子吸収剤、界面活性剤、ビスコトップ、ひも状ミセル

福島第一原発において安全、かつ迅速に燃料デブリを取り出すことを目的として、非溶解性中性子吸収剤を用いた再臨界防止剤の開発を行っており、我々はビスコトップを用いることが有効であると考えている。ビスコトップは粘弾性を発現する紐状ミセルを形成する界面活性剤自己集合体であり、炭化ホウ素を担持することで粘性体タイプの非溶解性中性子吸収材のキーマテリアルとなり得る。しかし、低分子有機物質であることから放射線による分解が予測される。我々はビスコトップの耐放射線性と高温における溶出耐性の改善検討を行った。