2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 203-3 ビーム利用・ターゲット

[3N01-04] 超高速計測・パルスラジオリシス

2017年9月15日(金) 09:30 〜 10:35 N会場 (N棟 N307講義室)

座長:全 炳俊 (京大)

10:00 〜 10:15

[3N03] 飽和炭化水素および高分子溶液のフェムト秒パルスラジオリシス

*近藤 孝文1、神戸 正雄1、菅 晃一1、楊 金峰1、吉田 陽一1 (1. 阪大産研)

キーワード:フォトカソード高周波電子銃加速器、超短パルス電子ビーム、パルスラジオリシス、放射線化学

阪大産研では、フォトカソードRF電子銃加速器の短パルス特性を利用して、フェムト秒パルスラジオリシスを開発している。放射線が誘起するジェミネートイオン再結合や電荷移動過程は、非常に高速でフェムト秒領域から始まり、ナノ秒~マイクロ秒に至る。核燃料再処理で抽出剤の溶媒として用いられているドデカン等の飽和炭化水素や、電子線材料改質・グラフト重合による材料の機能化で用いられる高分子溶液の放射線化学初期過程をフェムト秒パルスラジオリシスおよびナノ秒パルスラジオリシスで観測した結果を報告する。