[2I18-23] Analysis and separation of metal ions

[2I19] Development of uranium sensing method using by aggregation-induced emission

*Masashi Kaneko¹, Takehiko Tsukahara^1,2 (1. Department of Chemical Science and Engineering, School of Materials and Chemical Technology, Tokyo Institute of Technology, 2. Laboratory for Advanced Nuclear Energy, Institute of Innovative Research, Tokyo Institute of Technology)

Keywords:Uranyl ion, Aggregation-induced emission, Fluorescence analysis, ion sensing

ウラン等の分析は、廃棄物処理・処分や環境影響の評価等において必要不可欠である｡通常これらの分析には、汎用化学操作と大型分析機器（ICP等）が用いられるが、二次廃棄物の発生や長時間作業が問題となる。また､シンプルで高感度な分析法として蛍光分析があるが、蛍光消光やストークスシフトが小さい等の課題がある。一方、Aggregation-induced emission(AIE)法は、蛍光部位の凝集に伴って生じる発光を計測する手法であり、既存の手法よりも、簡便かつ高感度な分析が可能である。そこで本研究では、ウラニルイオンセンシングを可能とするAIE活性蛍光分子の合成及び評価を行うことを目的とした。具体的には、クリック反応により、ウラニルイオンへの配位部位となるキノリノール誘導体と凝集・発光部位となるテトラフェニルエテン誘導体とを併せ持つ新規化合物を合成し、その蛍光特性を調べた。