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[3B12] 高温ガス炉を用いたトリチウム生産Li装荷ロッドの照射試験体及び試験体の検討
Zr層を考慮した試験体の評価
キーワード:高温ガス炉、Li装荷試験体
DT反応を利用した核融合の研究が進められているが、原型炉・実証炉に必要な初期装荷用トリチウムの供給方法は明確にされていない。そこで高温ガス炉を用いたトリチウム生産法が提案されている。高温ガス炉内の燃料ブロック中の可燃性毒物孔(BP孔)にLi化合物を含んだロッドを装荷し、6Li+n→T+4He反応によりトリチウムが生産される。これまでGTHTR300を想定してトリチウム生産Liロッドでのトリチウム生産・閉じ込め性能を評価してきた。次のステップとしてこれまでの評価値の妥当性を照射試験を行うことにより確認する必要がある。前回Li装荷試験体の直径、アルミナ層、リチウム層、中空部の半径などを考慮し、具体的な試験体を提示した。今回さらにトリチウム流出量の減少を目的としたZr層をリチウム層の周りに加え、照射試験炉の条件・Li装荷試験体及びその試験方法について検討・評価を行った。