2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[1C08-10] ステンレス鋼2

2018年9月5日(水) 14:45 〜 15:35 C会場 (B棟 B21)

座長:知見 康弘(JAEA)

14:45 〜 15:00

[1C08] PWR照射ステンレス鋼の局所変形挙動

‐BFB材とFTT材の比較‐

*三浦 照光1、藤井 克彦1、福谷 耕司1、橘内 裕寿2 (1. 原子力安全システム研究所、2. 日本核燃料開発)

キーワード:照射誘起応力腐食割れ、ステンレス鋼、中性子照射、局所ひずみ、局所方位差

PWRで20dpa照射されたバッフルフォーマボルト(BFB)材とフラックスシンブルチューブ(FTT)材を320°Cで2, 3%引張変形させた。BFB材では比較的広いネッキング領域が形成されたが、FTT材では狭く、伸びが同じでも局所ひずみはFTT材の方が大きくなることが分かった。局所ひずみが同じ箇所について粒界近傍の局所方位差をEBSD測定で調べた結果、BFB材の方が高い局所方位差を示す傾向が認められた。