2018年秋の大会

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一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-2 核燃料とその照射挙動

[1D10-12] 燃料挙動

2018年9月5日(水) 15:35 〜 16:25 D会場 (A棟 A32)

座長:宇埜 正美(福井大)

15:35 〜 15:50

[1D10] 高速炉MOX燃料の機構論的統合モデルを用いた燃料挙動の評価

(1)O/M再分布の評価

*廣岡 瞬1、加藤 正人1、渡部 雅1 (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:MOX、O/M、照射、酸素ポテンシャル、酸素拡散

MOX燃料の機構論的統合モデルのうち酸素ポテンシャル及び酸素拡散係数を用いて、照射中のO/M比の再分布を評価した。これまで、酸素の拡散は照射期間と比べて比較的速いと理解されていたことから、O/M比の再分布は径方向温度分布に対して平衡状態のみが評価されてきた。今回機構論的統合モデルを用いることで、O/M比の再分布は2000Kでは数十分で完結するが、1000Kでは数時間~数十時間かけて進行する等、定量的な評価が可能となった。