2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-2 核燃料とその照射挙動

[1D10-12] 燃料挙動

2018年9月5日(水) 15:35 〜 16:25 D会場 (A棟 A32)

座長:宇埜 正美(福井大)

16:05 〜 16:20

[1D12] 燃料挙動解析コードFEMAXI-8の開発

軽水炉燃料挙動モデルの改良と総合性能の検証

*宇田川 豊1、天谷 政樹1 (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:燃料コード、軽水炉燃料、高燃焼度、核分裂生成物ガス放出、リロケーション

FEMAXI-8は、軽水炉燃料の通常運転時及び過渡条件下の挙動解析を目的として原子力機構が開発・整備を進めてきたFEMAXI-7(2012年公開)の次期リリースに向けた最新バージョンである。主に実験データ解析や燃料設計等研究/開発ツールとして利用されてきた前バージョンから、燃料挙動に係る現象解明やモデル開発等の燃料研究分野における適用拡大並びに燃料安全評価等の規制分野における活用を念頭に、これらのより高度な運用において不可欠となる性能向上及びその実証を目的とした取り組み、具体的には新規モデル開発、既存モデルの改良及び拡充、プログラムのデータ/処理構造見直し、旧言語規格からの移植、バグフィックス、照射試験データベース構築やこれに連動する検証解析システム等インフラ整備、体系的な検証解析を通じた問題の発見と修正等を経て、FEMAXIコードの検証規模として最大となる144照射試験ケースの実測データに対し、総合的な性能の評価を実施した。