[1E01-02] 容器

[1E01] 放射性廃棄物保管用SFPIC（鋼繊維補強ポリマー含浸コンクリート）の物性評価

(1)力学特性および耐久性に関する評価

*本間 健一¹、石田 泰之¹、坂本 浩幸²、渋谷 和俊²、　小森 久幸²、佐藤 祐輔³、鶴田 健⁴、岡本 賢治⁴ (1. 太平洋セメント中央研究所、2. 太平洋コンサルタント、3. 東京パワーテクノロジー、4. マテラス青梅工業)

キーワード：放射性廃棄物保管容器、SFPIC、力学特性、耐久性、耐中性化、耐凍害性

原子力発電所の廃炉に伴い、水分を多く含むスラッジ状廃棄物や塩分を含む廃棄物など、既存の保管容器では適用困難な廃棄物の発生が予想される。鋼繊維補強ポリマー含浸コンクリート（SFPIC）は鋼繊維補強コンクリートの細孔にポリマーを含浸・重合したコンクリートで、普通コンクリートに比べて、水密性、化学安定性に優れており、放射性廃棄物の保管容器材料として期待される。本報では、SFPICを用いた放射性廃棄物用保管容器のコンセプトとともに、力学特性を主体にSFPICの各種物性について概説する。