2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[1F01-05] 解析、シナリオ評価、システム開発1

2018年9月5日(水) 10:40 〜 12:00 F会場 (A棟 A36)

座長:堀内 伸剛(三菱マテリアル)

11:25 〜 11:40

[1F04] クリアランス検認時の放射性核種濃度の不確実性が被ばく線量評価に及ぼす影響

*遠藤 美奈子1、川崎 大介1、柳原 敏1 (1. 福井大学)

キーワード:クリアランス検認、濃度測定、不確実性

原子力施設で発生するクリアランス対象物の検認を行う際の放射性核種濃度測定
においては,放射能濃度の不均一性や測定手法の特性に起因して種々の不確実性が測定結果に付随する。このため,クリアランス検認時には保守的に過大評価となるように核種濃度が測定され,また一方で,クリアランスレベル決定の際の被ばく線量率計算においても保守的な設定がされてきた。合理的なクリアランス検認測定に資するため,本研究では,クリアランス検認時の濃度測定の種々の不確実性を、クリアランスレベル設定に用いられた被ばく線量評価モデルに取り込むことによって,濃度測定の不確実性が被ばく線量率に及ぼす影響を分析した。