2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[1F01-05] 解析、シナリオ評価、システム開発1

2018年9月5日(水) 10:40 〜 12:00 F会場 (A棟 A36)

座長:堀内 伸剛(三菱マテリアル)

11:40 〜 11:55

[1F05] 廃止措置で発生するクリアランス物の再利用に向けたシナリオの検討

*山本 耕輔1、川崎 大介1、柳原 敏1 (1. 福井大学)

キーワード:廃止措置、クリアランス、有価物、再利用、検認、再利用製品、処理

クリアランス物は原子力施設の廃止措置で多種多量に発生するが、再利用に至るまでの過程の検討が十分にされておらず、フリーリリースの実績もないため、施設内に長期的に留まる可能性が高い。今後の解体工事の進展とともにクリアランス物保管場所の許容量を超える等の廃止措置計画の合理的な進行に影響を及ぼす懸念がある。そのため、計画的に廃止措置が進展するには、クリアランス物の発生から再利用に至るまでのシナリオを検討する必要がある。本研究は福井県内における原子力施設のクリアランス物の特性(量、材質、発生時期等) を踏まえ、運搬、処理、加工等の製品に至るまでの過程を作成し、コスト及び社会的受容性等を考慮した評価を実施することで、クリアランス物の発生から再利用に至るまでの課題分析や合理的なシナリオを検討した。