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[1H11] 原子炉内溶融物移行挙動数値解析手法の開発
(13)流下液膜挙動および表面波速度計測
キーワード:液膜、可視化計測
燃料デブリの位置、量及び成分の分布状況は、福島第一原子力発電所の廃止措置におけるデブリの取出しに必要な情報である。しかしながら、現在の格納容器内のデブリ分布は明らかになっておらず、実際に確認することは極めて難しい現状にある。そこで原子力機構では、現在のデブリ分布を明らかとすることを目的として、事故時の炉心溶融から燃料デブリの広がり・蓄積挙動までを詳細に予測できる数値解析手法(JUPITER)を開発している。本報では、炉心下部での溶融物の移行挙動に対するJUPITERの適応性を確認するため、炉心下部構造の一部を模擬した実験装置を用いた。試験流路における液膜流速の時間的変化を計測し数値解析結果と比較した。また液膜断面図から、液膜厚さや表面波移動速度を計測した。