2018年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[1J07-12] 線量評価2

2018年9月5日(水) 16:20 〜 18:00 J会場 (A棟 A41)

座長:髙橋 知之(京大)

16:20 〜 16:35

[1J07] 福島第一原子力発電所事故後の住民の被ばく線量評価に関する不確実さ・感度解析

*高原 省五1、渡邊 正敏1,2 (1. 日本原子力研究開発機構、2. ヴィジブルインフォメーションセンター)

キーワード:福島第一原子力発電所事故、公衆被ばく、不確実さ・感度解析

福島事故後の福島市内において6つの被ばく経路からの住民の線量を評価するとともに、評価モデルのパラメータに関する不確実さ・感度解析を実施した。この結果、事故直後およびその後の長期を通じて最も寄与の大きい経路はグランドシャインであり、被ばく線量を精緻化するためには汚染の地域差と屋外活動時間の個人差という2つの変動を考慮することが必須である。また、事故直後の期間では、吸入摂取に関するパラメータの重要度が比較的高くなるという特徴がみられた。したがって、各期間における被ばく線量を正確に評価する際にはこれらのパラメータをいかに精緻化するかが優先順位の高い課題となる。