2018年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[1J07-12] 線量評価2

2018年9月5日(水) 16:20 〜 18:00 J会場 (A棟 A41)

座長:髙橋 知之(京大)

16:50 〜 17:05

[1J09] 任意形状の放射性雲からの外部被ばく線量評価コードの開発

*佐藤 大樹1、中山 浩成1、古田 琢哉1 (1. 原子力機構)

キーワード:外部被ばく線量評価、放射性雲、コンピュータコード、PHITS

原子力施設等から環境に放出された放射性物質により形成される放射性雲からの外部被ばく線量を解析するコンピュータコードを開発した。本コードは、あらかじめ評価した応答関数を用いることで、任意の形状の放射性雲に対して迅速に地表面の線量率分布を計算できる。精度検証として、ガウス型放射性雲に対して本コードとモンテカルロ法に基づく放射線輸送コードPHITSで計算した地表面の線量率分布を比較したところ、両者は良い一致を示した。本コードは、大気拡散模型の計算結果やモニタリングポストの測定結果と連携することで、過去の放出に対する線量の再構築や放出後の線量予測に利用できる。