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[1K01] 福島における放射性物質の分布状況調査
(1) 分布状況調査に関する現状と課題
キーワード:大規模環境調査、空間線量率、 沈着量密度、汚染マップ、核種移行
福島事故直後から継続して実施してきた環境放射能等の分布状況調査とこれに関連した研究についての現状とこれからの課題について発表する。分布状況調査は国からの委託を受けて原子力機構が多くの機関と協力して実施してきた大規模環境調査である。これまでの調査により多くの貴重なデータが蓄積されてきており、今後は蓄積されたデータからより多くの重要な情報を抽出して用いることが必要である。また、環境放射線レベルは事故直後に比べて相当に減少しまた変化傾向も落ち着いてきているため、今後の環境モニタリングの最適化を図る段階にきている。これらについてまとめて発表する。