11:00 AM - 11:15 AM
[1K05] Investigation on distribution of radioactive substances in Fukushima
(5)Decrease in dose rate during initial two years after the Fukushima Dai-ich NPP accident
Keywords:Fukushima Dai-ichi NPP accident, Dose rate, Exponential function, Land use
福島第一原子力発電所事故直後の外部被ばく線量の遡及的推定には、事故後初期の空間線量率の減少傾向を評価する必要がある。本研究では、文部科学省が2011年3月23日以降に実施した空間線量率のモニタリング結果につき、事故から2年後までの期間について解析を行った。空間線量率の減少は、速く減少する成分と遅く減少する成分とに分けられ、二つの速度を有する指数関数で表された。減少速度は、いずれの成分も物理減衰より大きかった。また減少速度は土地利用により左右され、舗装面や建造物が支配的な環境でより早く減少することが示唆された。