2018年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[1K08-14] 環境放射能・モニタリング2

2018年9月5日(水) 14:45 〜 16:40 K会場 (B棟 B41)

座長:奥村 大河(東大)

15:15 〜 15:30

[1K10] 福島における放射性物質の分布状況調査

(10)福島第一原発事故から7年間の森林土壌中の放射性セシウムの深度分布変化

*高橋 純子1、日原 大智1、田村 憲司1、恩田 裕一1 (1. 筑波大学)

キーワード:放射性セシウム深度分布、森林土壌、緩衝深度

福島第一原子力発電所事故により放出された放射性セシウムについて、川俣町山木屋地区の森林3地点(混交林、スギ壮齢林、スギ若齢林)における土壌中の深度分布の変化を7年間のモニタリング調査に基づいて報告する。チェルノブイリ事故と比較して、3地点ともリターから土壌表層への移行は非常に早く進行したものの、土壌表層から次表層への移行傾向には差が認められた。スギ2地点では緩衝深度が年間0.08cmずつ深くなり、下方移行が進行していたが、混交林では明確な下方移行は認められなかった。