2018年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[1K15-19] 環境放射能・モニタリング3

2018年9月5日(水) 16:40 〜 18:00 K会場 (B棟 B41)

座長:後藤 淳(新潟大)

16:55 〜 17:10

[1K16] 福島県浜通りダム湖におけるセシウム動態季節変動の数値解析

*山田 進1、町田 昌彦1、操上 広志1、北村 哲浩1 (1. 原子力機構)

キーワード:セシウム動態、福島、ダム

福島県浜通り地方では、高い汚染地帯を上流や源頭とする河川が複数存在し、その河川の上流域にはダムが建設されており、ダム湖の湖水は震災前、様々な用途にて利用されていた。従って、住民の帰還やそれに伴う産業復興と共に震災前へ回帰するためには、それらのダム湖内での放射性セシウムの動態を理解する必要がある。本発表では、その目的に必須な数値解析技術について報告する。特に、解析上の重要な課題となっている成層化の実現のための計算技術について報告し、成層化状態での湖水中のセシウム動態やその他の状況における特徴的動態も明らかにし、一年を通しての湖水中でのセシウム動態を系統的に明らかにする。