[1M14-19] 臨界安全2

[1M14] 燃料デブリの臨界管理技術の開発

（45）KUCA試験における仮想中性子捕獲法の精度評価

*光安 岳¹、森本 裕一¹、岡田 耕一¹、赤池 正則¹、三澤 毅²、北村 康則² (1. IRID(日立GE)、2. 京都大学)

キーワード：福島第一原子力発電所事故、溶融燃料、デブリ、臨界管理、未臨界

燃料デブリ取り出し時の臨界管理のため、炉内臨界近接検知システムを開発している。本システムにおいて、中性子増倍率推定法として開発した仮想中性子捕獲法の予測精度について検討した。京都大学臨界集合体実験装置（KUCA）試験で得られた検出器出力を対象に未臨界度を評価した。その結果、中性子増倍率0.7において最大誤差は4.3%dkであり、炉内臨界近接検知システムにおける中性子増倍率予測手法として適用できる見込みであることを確認した。