2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-3 トリチウム工学(燃料回収・精製,計測,同位体効果,安全取扱い)

[1N11-15] トリチウム工学(トリチウム放出挙動)

2018年9月5日(水) 15:35 〜 16:55 N会場 (D棟 D23)

座長:近田 拓未(静岡大)

15:35 〜 15:50

[1N11] Li添加型Li2TiO3表面におけるトリチウム捕捉・放出挙動

*坂川 悠明1、片山 一成1、深田 智1、星野 毅2 (1. 九州大学、2. 量研)

キーワード:トリチウム増殖材、トリチウム捕捉

本研究では固体ブランケットに用いられる増殖材(Li2TiO3)へトリチウムを吸脱着させ、増殖材へのトリチウム捕捉・脱離について考察した。核融合炉の実現には高効率な燃料サイクルの構築が必要であり、一つの指標としてトリチウム増殖比TBR1.05以上を目標としている。しかし、増殖材へのトリチウム捕捉はTBR低下の要因になると考えられるため、増殖材へのトリチウム捕捉・脱離現象は把握しておく必要がある。今回、量子科学技術研究開発機構によって研究が進められているLi添加型Li2TiO3を用いたトリチウム捕捉・脱離実験を行い増殖材へのトリチウム挙動を計測した。