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[1O05] 福島県の137Cs動態および線量に関する包括的評価システムに関する取組み
キーワード:福島県、放射性セシウム、情報公開、環境動態
原子力機構では福島県内における放射性セシウムの動態やそれによる被ばく線量を評価するために様々な調査研究を実施している。これらの調査結果に機構外の情報も含めて集約・整理した「環境モニタリングデータベース」、これらのデータと既存または新規開発したコードを用いた解析を集約した「統合解析支援環境」、またこれらの知見をQ&Aの形で分かりやすく取りまとめた「環境回復知識ベース」の三者から成る「包括的評価システム」を整備している。現在環境モニタリングデータベースは国内外から広く利用されており、統合解析支援環境は本年度中の実装を目指している。また、環境回復知識ベースは3月にリニューアルを行い、新規知見の反映やQ&Aの追加・見直し等継続的な更新を行う。今後、三者間の連携を強化するとともに、適時新規データや知見を反映することで、住民の方の不安によりよく答えるシステムとして整備していく。