2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-4 量子線の医学利用

[2A10-14] 医療応用

2018年9月6日(木) 14:45 〜 16:05 A会場 (B棟 B11)

座長:島添 健次(東大)

15:30 〜 15:45

[2A13] 中性子がん治療ビーム計測用 リアルタイム薄型シリコンセンサーの特性評価

*高田 真志1、遠藤 暁3、田中 浩基4、松本 哲郎2、増田 明彦2、布宮 智也5、青山 敬5、中村 哲志6、中村 勝7、中村 尚司5,8 (1. 防衛大学校、2. 産業技術総合研究所、3. 広島大学工学部、4. 京都大学複合原子力科学研究所、5. 富士電機株式会社、6. 国立がん研究センター、7. CICS、8. 東北大学)

キーワード:中性子計測、シリコン半導体、中性子ホウ素捕捉療法、リアルタイム計測、モンテカルロシミュレーション、熱中性子、ガンマ線、粒子放出反応

ガンマ線に対する感度が非常に低い薄型シリコン半導体センサーを用いることで,中性子ホウ素捕捉治療場の熱中性子ビームをダイレクトかつリアルタイムに計測できることを実験的に示した.実用化に向けて,極薄フッ化リチウムや不純物ボロンを用いたリアルタイム中性子センサーの大強度中性子線とガンマ線に対する応答特性を評価した.本センサーは,中性子がん治療で利用されているホウ素中性子捕獲反応と同じ測定原理を有する特徴がある.