16:35 〜 16:50
[2A16] 京大加速器中性子源(KUANS)における冷中性子源の特性検討
キーワード:小型中性子源、冷減速材、2-ブチン、メシチレン
従来、冷中性子源によく用いられてきた固体メタンや液体水素は、減速性能に優れるが、爆発性があり取り扱いの難しい。一方、小型中性子源では、予算制約のため管理が容易なものが望ましい。
そこで本研究では、KUANSの冷減速材候補としてメシチレン、2-ブチンの冷中性子源としての特性(強度、エネルギースペクトル、パルス応答)を評価した。この際、当グループで中性子散乱則データを作成し、中性子輸送計算コード(PHITS)に適用し、解析を行った。
その結果、20Kのメシチレン、2ブチンを冷減速材として用いた場合、現行の室温のポリエチレンと比べ、1~10meVの冷中性子束で、各々約5倍、6倍程度向上する等の知見を得た。
そこで本研究では、KUANSの冷減速材候補としてメシチレン、2-ブチンの冷中性子源としての特性(強度、エネルギースペクトル、パルス応答)を評価した。この際、当グループで中性子散乱則データを作成し、中性子輸送計算コード(PHITS)に適用し、解析を行った。
その結果、20Kのメシチレン、2ブチンを冷減速材として用いた場合、現行の室温のポリエチレンと比べ、1~10meVの冷中性子束で、各々約5倍、6倍程度向上する等の知見を得た。