2018年秋の大会

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II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-3 中性子源・中性子工学

[2A15-20] 中性子源・中性子輸送

2018年9月6日(木) 16:05 〜 17:45 A会場 (B棟 B11)

座長:伊藤 主税(JAEA)

17:05 〜 17:20

[2A19] J-PARC核破砕中性子源における陽子ビームの形状及び入射位置の変化が水銀ターゲットの核特性及び構造強度に及ぼす影響

(2)水銀ターゲットにおける核発熱及び中性子実験装置へ供給する冷熱中性子強度

*原田 正英1、粉川 広行1、直江 崇1、涌井 隆1、羽賀 勝洋1、明午 伸一郎1、大井 元貴1、高田 弘1 (1. 原子力機構)

キーワード:J-PARC、核破砕中性子源、水銀ターゲット容器、陽子ビーム、核発熱、中性子強度

J-PARCの物質・生命科学実験施設の核破砕中性子源は、水銀ターゲットに3GeV、1MW陽子ビームを入射し、発生する中性子を中性子実験装置に供給する施設である。陽子ビームの形状や入射位置の変化は、水銀ターゲット容器の構造的健全性や中性子実験装置に供給する中性子強度に影響を与える。そこで、陽子ビームの形状や入射位置を変化させ、構造強度及び中性子特性に与える影響を、実測と解析の両面から確認した。本発表は、シリーズ発表2であり、ニュートロニクスの観点から、陽子ビームの形状や位置を変化させた際の水銀ターゲット容器の核発熱及び中性子強度の変化を測定した。また、測定結果と粒子輸送計算との比較を行い、粒子輸送計算の妥当性を検証した。