2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[2B10-13] 核分裂反応1

2018年9月6日(木) 14:45 〜 15:50 B会場 (A棟 A21)

座長:国枝 賢(JAEA)

14:45 〜 15:00

[2B10] 原子核殻補正の温度依存性

*千葉 敏1,4、Ivanyuk Fedir1,2、石塚 知香子1、Usang Mark Dennis1,3 (1. 東工大、2. キエフ原子核研究所、3. マレーシア原子力庁、4. 国立天文台)

キーワード:核データ、殻補正、温度依存性、ランジュバン模型、自由エネルギー

原子核の殻補正は励起エネルギーと共に原子核の殻構造がどのように変化するかを表す量であり、ランジュバン模型などでも用いられる重要な量である。これまではIgnatyukの準位密度公式から示唆される単純な指数関数型の励起エネルギー依存性が用いられてきたが、我々は温度依存の殻補正を直接計算することにより、それが正しくないことを示し、またエネルギー及び自由エネルギーに対する殻補正を求めた。