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[2C02] ADSターゲットビーム窓材(SS316L)の液体金属中腐食に及ぼす照射の影響
キーワード:分離変換、加速器駆動システム、316L鋼、イオン照射、液体金属中腐食
加速器駆動未臨界システム(ADS)では、核破砕中性子源及び炉心冷却材として、鉛ビスマス液体金属を用いる。本研究では、ADSターゲット窓候補材の一つであるSS316L鋼に対して、イオン照射後に鉛ビスマス中にて浸漬試験を行い、液体金属中材料腐食に及ぼす照射の影響を評価した。450℃にて20dpaまで鉄イオンを照射したSS316L鋼を、還元雰囲気の鉛ビスマス中、450℃にて約400時間浸漬し、表面の腐食状態を断面SEMにより観察した。EDS分析により、照射部では、未照射部に比べて、鉄、クロム、ニッケルの表面への顕著な流失を示す結果が得られた。当日は詳細について報告する。