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[2C09] 国内PWR監視試験比較標準材のミクロ組織および硬さ評価
キーワード:圧力容器鋼、照射脆化
国内PWRプラントで照射された7つの監視試験比較標準材を対象に、硬さ試験とミクロ組織観察を行い脆化挙動の調査を行った。その結果、中性子照射による硬化量と脆化量(延性脆性遷移温度上昇量)は直線関係にあり、PWR比較標準材においても他の監視試験材料と同様に硬化型の脆化であること、脆化量と溶質原子クラスターの体積率の平方根との間に直線関係が認められ、溶質原子クラスターの形成が脆化の主要因であることが示された。また、照射温度はクラスターサイズには大きな影響は与えないが、照射温度が低いとクラスター数密度が高くなる傾向が見られた。