[2F05-09] Bentonite

[2F07] Analytical study on re-flooding behavior of bentonite buffer materials using heat / soil / water / air coupled analysis

*Nozomi Ichikawa¹, Shin-ichi Kanazawa¹, Naoki Muto¹, Koji Ishiiyama² (1. National Institute of Technology, Fukushima College, 2. Nishimatsu Construction CO.,LTD)

Keywords:Geological disposal, High level radioactive waste, bentonite buffer material

地層処分の際に用いられるベントナイト緩衝材には，自身の難透水性や吸水による著しい膨潤性などから，施工後の緩衝材のつなぎ目や岩盤と緩衝材の隙間の充填などの機能が期待されている．そのため，これまでにベントナイト緩衝材の性能評価試験が数多く行われてきた．しかしながら，処分期間は数万年から数十万年にもおよぶため，室内試験などでは処分期間中の安全性の把握が困難であり，解析的検討による安全性の評価手法を構築する必要がある．
本研究では，処分期間中のベントナイト緩衝材の挙動を再現できる数値解析プログラムの整備の一環として，再冠水による緩衝材の不飽和～飽和の状態変化および廃棄体から発せられる熱の影響を数値解析的に表現し，再冠水の期間の長さの違いが緩衝材の挙動に与える影響について検討を行った．解析の結果，熱の伝導について把握し，再冠水にかかる期間が異なることで局所的な不飽和状態が発生する可能性があることがわかった．