2018年秋の大会

講演情報

企画セッション

合同セッション » 合同セッション3(保健物理・環境科学部会,バックエンド部会)

[2G_PL] クリアランスの現状と課題(2)

国際動向と再利用の検討状況

2018年9月6日(木) 13:00 〜 14:30 G会場 (A棟 A37)

座長:占部 逸正(福山大)

[2G_PL02] 福島第一原子力発電所における低線量がれきの限定的な再利用の考え方

*島田 太郎1 (1. JAEA)

今後、わが国においては、原子力施設やRI施設の廃止措置が積極的に進められ、
放射性物質の放射能濃度が極めて低く、「放射性物質として扱う必要のないも
の」として放射線防護のための管理から外すクリアランスの重要性がますます高
まると考えられる。本セッションでは、現在作業が進められているRS-G-1.7の改
訂について、改訂方針とその作業の現状を紹介する。また、福島第一原子力発電
所において緊急時被ばく状況から移行した現存被ばく状況における汚染がれきの
再利用の考え方の検討例や、使用済み核燃料から回収した有用金属の再利用とク
リアランスの考え方の検討例を示し、人の健康への影響が小さい状況での資源の
有効活用について議論する。