2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[2H03-09] 高温ガス炉燃料

2018年9月6日(木) 10:05 〜 12:00 H会場 (B棟 B32)

座長:日比 宏基(MFBR)

11:20 〜 11:35

[2H08] プルトニウム燃焼高温ガス炉を実現するセキュリティ強化型安全燃料開発

(27) ZrC層被覆試験と特性評価

*植田 祥平1、相原 純1、水田 直紀1、橘 幸男1、國富 一彦1、岡本 孝司2 (1. 原子力機構、2. 東京大学)

キーワード:被覆燃料粒子、炭化ジルコニウム、化学蒸着、被覆試験、特性評価

プルトニウム燃焼高温ガス炉のためのセキュリティ強化型安全燃料を高燃焼度化するため、遊離酸素ゲッターの特性を有する炭化ジルコニウム(ZrC)を不活性母材燃料核へ直接被覆する。平成29年度は直径0.4mmのCeO2-YSZ(二酸化セリウム-イットリア安定化ジルコニア)模擬燃料核への厚さ約18μmのZrC層被覆に成功し、定比ZrCの化学蒸着条件の再現性を確認するとともに、化学蒸着条件との関係からZrC層被覆層の成長速度を得た。また、走査型透過電子顕微鏡(STEM)によるZrCとCeO2-YSZ境界面の材料特性を評価した。