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[2I08] 原子炉過酷事故における放射性核分裂生成物放出挙動の評価
(24) CAMSデータによる2号機FP挙動解析結果の妥当性検証
キーワード:原子力発電プラント、過酷事故、ソースターム、核分裂生成物、CAMS、環境汚染
SAMPSONコードで解析された2号機のPCV内およびS/C内の主としてセシウム量に基づいてCAMS位置での線量率を計算し、測定された線量率と比較した。2号機では,1号機に比して、Cs及びIのS/Cへの移行量が大きく、その結果、S/Cの CAMS位置での線量率が大きくなる。1号機の評価と同様に、S/Cの上面に付着したCsの液滴同伴落下を仮定することにより、線量率測定値を的確に説明できることが分かった。PCV内のCsについては、ペデスタル部からフラスコ部への移行プロセスの見直しを行うことにより、実測値を説明できる見通しを得た。