[2J05-08] 放射線医学と生物影響2

[2J06] ラドン吸入によるマウス腎障害の抑制効果に関する検討

*笹岡 香織^1,4、片岡 隆浩¹、神崎 訓枝^1,2、小橋 佑介¹、迫田 晃弘²、石森 有³、山岡 聖典¹ (1. 岡山大学大学院　保健学科、2. 日本原子力研究開発機構　人形峠環境技術センター、3. 日本原子力研究開発機構　高速増殖原型炉もんじゅ、4. 岡山大学　医歯薬総合研究科)

キーワード：ラドン吸入、マウス、腎障害、シスプラチン

酸化ストレスにより生じるシスプラチンマウス腎障害に対するラドン吸入の抑制効果について検証した。放射線感受性の高いマウスにおいて、ラドン吸入後シスプラチンの投与量を減量することにより、抗酸化物質の上昇、クレアチニンの減少を認めた。獣医療においてラドン吸入はシスプラチン誘導腎障害を緩和する可能性のある治療法として考えられる。