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[2J07] 蛍光修飾オリゴヌクレオチドを用いた放射線損傷評価の開発
キーワード:放射線、DNA切断、オリゴヌクレオチド、生物影響
放射線の生体影響評価のためには、汎用の個人被ばく線量計に加えて放射線による生体の損傷を模擬しうる生体分子を試料として用いた手法を併用することが有用であると考えられるが、低線量域を評価できる手法は少ない。そこで本研究では短いDNAであるオリゴヌクレオチドを蛍光修飾した試料を用い、放射線による損傷量を蛍光強度の変化から評価することで、生体分子の損傷を高感度、簡便に検出する手法を検討した。ガンマ線照射による蛍光修飾オリゴヌクレオチドの蛍光強度の上昇が確認された。また、塩基配列の違いによって蛍光強度の変化に違いが見られた。オリゴヌクレオチドの切断と蛍光強度について、低線量域での蛍光強度の上昇、配列による蛍光強度の変化を示す結果について、さらに増感剤による高感度化の試みについて発表する。