2018年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2J05-08] 放射線医学と生物影響2

2018年9月6日(木) 10:50 〜 12:00 J会場 (A棟 A41)

座長:吉田 浩子(東北大)

11:35 〜 11:50

[2J08] PCRを用いた放射線によるDNA損傷の定量評価に関する検討

*松尾 陽一郎1、泉 佳伸1、清水 喜久雄2 (1. 福井大学附属国際原子力工学研究所、2. 大阪大学放射線科学基盤機構 附属ラジオアイソトープ総合センター)

キーワード:放射線、DNA Dosimeter、PCR、生物影響

本研究ではガンマ線および異なるLET(線エネルギー付与)の粒子線について、リアルタイムPCR(Real-Time Polymerase Chain Reaction)を用いたDNA鎖切断収量を指標とした吸収線量の評価法について検討した。リアルタイムPCRは、極めて微量なDNA溶液から特定のDNA断片(数百から数千塩基対)だけを選択的に増幅させ、初期の鋳型DNA量を評価するものである。ポリメラーゼ連鎖反応による増幅率は、サンプルの鋳型DNAの量に比例するため、未損傷の鋳型DNAの量、すなわちDNA損傷量を評価することができると考えられる。