2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-3 燃料再処理

[2J17-19] FP分離挙動

2018年9月6日(木) 16:55 〜 17:45 J会場 (A棟 A41)

座長:加藤 徹也(電中研)

16:55 〜 17:10

[2J17] コプロセッシング法共除染部の開発

ーPu共存環境におけるTc抽出挙動の研究ー

*佐藤 武彦1、工藤 淳也1、竹内 正行1 (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:コプロセッシング法、テクネチウム、分配係数、プルトニウム

コプロセッシング法は、PUREX法を改良し、Puを常にUを同伴させた状態で共回収を行う核拡散抵抗性の高いプロセスである。これまでの研究により同プロセスの分配部において、U/Pu/Npの共回収を行う技術的成立性の見込みを得ている。現在、共除染部における核分裂生成物の除染性能の向上に向けた開発を実施しており、十分な除染性能が達成できれば、PUREXプロセスに設置されるPu精製工程を削除することが可能となり、大幅なプロセスの簡略化、廃液の低減が期待できる。今回、代表的な核分裂生成物の一つであるTcについて、Pu共存環境での抽出挙動について、試験により調査を行ったので報告する。