2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-3 燃料再処理

[2J17-19] FP分離挙動

2018年9月6日(木) 16:55 〜 17:45 J会場 (A棟 A41)

座長:加藤 徹也(電中研)

17:25 〜 17:40

[2J19] チオ尿素系配位子を用いたPNIPAAmによるPd(Ⅱ)の分離に関する基礎検討

*山崎 博貴1、浅沼 徳子1、舘野 春香2、塚原 剛彦2 (1. 東海大学、2. 東工大・先導原子力研究所)

キーワード:ジフェニルチオ尿素、ジアルキルチオ尿素、HNO₃

高レベル放射性廃棄液に含まれるPd(Ⅱ)はガラス固化プロセスを妨害する要因となっており、これを分離する必要がある。Poly(N-isopropylacrylamide)(PNIPAAm)には、下限臨界溶液温度を境に親水性・疎水性が変化する性質がある。これまでに、水溶液中の金属イオンが配位子とPNIPAAmとの疎水性相互作用により温度変化だけで分離できることが明らかになっている。本研究では疎水性のチオ尿素誘導体を配位子に用いて、PNIPAAmによるPd(Ⅱ)分離のための基礎検討を行った。